棟梁 沖野 誠一本文へジャンプ
 家を建てる基本について 完成までの工期期間  木の家の特徴とは何でしょう  特別なこだわりがあります  2×4との違いについて   木軸組耐震性能とは
 耐震金物は地震に強い  木組工法は自由設計  木の値段は高いですか  自然素材を使う   リサイクルに掛かる経費負担  環境に配慮した家づくり
家を建てる計画をしています。基本的なことを教えてください。

良質なデザインは世代を超えて受け継がれていきます。
あなたにとっての「いい家」とは、どういうものでしょうか。
「いい家」の基本は十人十色。ご家族の価値観や生活スタイルによってもまちまちです。けして規格型の住宅ではうまく包み込めません。家族の暮らしぶりに合わせて、それにぴったりの住宅をつくることが大切です。
また、家の完成度は建てる棟梁(職人)の技量で仕上がりが随分違ってきます。
ですから、私たちの家づくりはご家族の理想や夢、ライフスタイルを時間をかけて伺うことからはじめていきます。わたしたちは『住まい手』が幸せになれるための家づくりを目指し努力を重ねているのです。
工期はどれほど掛かりますか。

木造住宅には納得のいくまで十分な打ち合わせが必要です。
家づくりは一生で一番大きなお買い物であり、財産です。そのため、施主様に満足していただくため詳細な設計をまとめるまでには多少時間がかかります。
木は山で育ち、大工棟梁によって次の命を授かるといわれています。それは棟梁が各素材のクセを読み取り、最良の場所への配材と材面方向を定め、更に必要な寸法に工作を行って、住まいの空間に組み込むためです。材料のことを熟知し、その性質を生かす木造木軸組建築は大工の腕と技の表現です。質の良い材料を揃える、木を一つひとつ刻み加工する、「手間」がかかりますが、長く住める棲まいには欠かせない時間なのです。納得いくまで十分な打ち合わせを重ねて信頼関係を築きます。
 
木の家の特徴 木の家の特徴とはどんなことですか。

木の家は人と住まいに優しく安らぎがあります。
実は木は軽くて強いものなのです。
そして、同じ太さのコンクリートや鉄と比べたとき、木材のほうが軽く、重さ当たりの強さを計算すると木材のほうがかなり強いことが分かりました。引っ張りの強さでは鉄の4倍ほど、曲げ強度は16倍の強さになります。
ですから、軽くて強い家が木の家の特徴になります。
また、柔軟さも持ちえています。木の手触りの柔らかさ、ホッと心を癒してくれる視覚効果、そして心地良い木の香り。家族が生活をし、子どもたちが成長していく場として、木の家には精神的にこの上なく素晴らしい環境といえるでしょう。また、住む人に安らぎをもたらしてくれる温もりの居住空間が広がります。
 
特別なこだわりがありますか。

家族団らんと愛情いっぱいの子育てプランは自信があります。
人間には生れながらに五感が備わっています。平成生れになると、誕生時から金属やプラスチックの石油製品などに囲まれた生活が中心です。冷暖房完備の住まいの中で、ゲーム遊びやインターネットで過ごしていると心が病しまうのではと心配します。
お気づきでしょうか。ハウスメーカーのプランはほとんど同じ間取りになっています。子どもが成長すれば家族と顔を合わすこともなく、親でさえ部屋に入れないこともあります。例えば、ドアではなく引き戸なのか、畳部屋が必要なのかを考えてみましょう。間取りは、敷地面積や向きでも違いますが、大切なことは、家族構成や年齢によって変わるものなのです。わたしたちは、自分たちの子育て体験を基に、ご家族に合わせた最適プランをご提案をさせていただきます。
 
2×4との違いについて 2×4工法との違いを教えてください。

2×4工法は外壁部分の気密性が高く、結露しやすいでしょう。
木軸組工法が軸で支えるのに対して、面で支える工法のことを2×4といいます。床面から順に仕上げるため屋根工事は若干遅くなります。風雨などの外力に対して壁が支える構造で、壁の量を確保しなければならず、内部の湿度が外部に逃げにくいので、十分な対策をしないと結露の原因になりかねません。
その点、木軸組工法は通気および換気が十分です。木は湿度が高い時には、湿気を吸収し、空気が乾燥してくると水分を放出して周りの湿度が一定になるように調節する働きがあります。その為、結露が生じにくく、カビやダニの発生も抑えられるので、快適な居住空間が誕生するのです。柱一本あたり約1.2リットルもの湿気を吸収するといわれています。そんな生きた家、木造住宅の良さと素晴らしさを多くの人に知って頂ければ幸いです。
 
耐震金物と構造 木の家は地震に弱いのではありませんか。

完成しては見えないところで決る家の性能です。
日本は地震が多いために、構築物にとっては大変不利な国です。さらに、四季があり梅雨や台風の通り道ですから、地震にも安心できる丈夫な家づくりが求められます。
丈夫ない住まいのポンイントは次のようなところです。
1.どんな骨組みになっているのか
2.骨組みはきちんとつながれているのか
3.壁や床は地震が来た時にゆがまないか
こうしたポイントは、壁や床、天井の中に完成時に隠れてしまいます。
完成してからでは、その家が本当に丈夫かどうか見えなくなってしまうのです。


 

                                  
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沖野建築
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