■森の再生は、道づくりから。 大正町役場の田辺由喜男さんが造る「田辺林道」と呼ばれる作業道があります。豪雨に見舞われる中山間地域でも明け方までに林道が水を全部吸い取り、谷川に濁水が流れ込むことはありません。 作業路は、山肌を削った土を盛土に使って路肩を造ります。 次に伐採した支障木や根株で補強します。田辺さんは、景観や自然環境を壊さないよう残せる植生は路肩に自らの手で埋め戻します。また、セメントなどの資材もまったく持ち込まず、その場にあるものを使う男義のある人です。 |
高知の森を甦らせる稀有な仲間たち | ||
木を育て | 木に親しむ | 木を生かす |
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高知県須崎林業所職員の案内で高知県旧大正町の環境にやさしい林道づくりを視察しました。参加者は県職員、学識経験者、市町村議員、経営者、消費者団体や学生など総勢32名です。この作業路は材木の搬出を目的としたもので、2トン車や林内作業車が、最長12m長の材木を積んで下れるよう設計されています。特徴は“水を逃がすこと”で、勾配に気を配り切土面が高くなって雨で崩れないよう道幅いっぱいまで木を残すことで、伐採・伐根処理の手間が省けて、草も過繁茂にならず、刈る手間も要らず、クッションになって雨の衝撃を和らげます。また、雨水に逃がすため、濁水も河川に流れることなく安心です。切土面は高くなると崩れるので、1.5m以内に抑えています。 この作業路にかかる経費の内補助金は1m当たり1500円ということでした。 |
「田辺林道」特記仕様書 ・この仕様書は、作業道開設2〜3メートル未満を対象とする。 ・表土積みを基本に施工する。 ・路側は後記の勾配合わせ、必要に応じ丸太積みを行う。 ・法(のり)路は法高1.5メートル以内とし、やむを得ない場合は、発注者と協議する。 ・丸太積みについては、末口12センチ以上の丸太を利用する。 原則として、杉、ヒノキを使用するものとする。 なお、別の木材を使用の場倍は協議を行う。 |
地元林業関係者との交流会 | ||
四万十オートキャンプ場のウエル花夢で作業路の田辺由喜男さんや地元林研グループの皆さんを交えての大交流会が始まりました。地場の食材を使った手作り料理の数々とビールで乾杯!人気沸騰のダバダ火振焼酎も加わって、森林再生の夜なべ談義や大学生の熱いトークありの長い一日でした。 | ||
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